私たちの体は年齢とともにさまざまな機能が衰えはじめます。このような変化は20~30歳に達したころからはじまり人によって差はありますがどんな人にも起こる変化です。毛髪はパサつきツヤの低下、白髪の発生などを引き起こしやすくなります。
ではなぜ、そのような変化がでてくるのでしょう?
私たちは毎日生きるために呼吸をして体に酸素を取り込んでいます。しかし酸素の2~3%は体の細胞やDNAなどを傷つけてしまう活性酸素になるといわれています。活性酸素が発生しても体に備わっている活性酸素を自然に取り除く力であり『抗酸化力』によりバランスはとれています。しかし特に40歳を過ぎると抗酸化力は急速に低下していきます。またストレスや紫外線、喫煙などは活性酸素の増加につながります。
体内の活性酸素を取り除くことができなくなると体のさまざまなところを攻撃(二酸化)します。正常な細胞を傷つけて炎症を引き起こし、皮膚の弾力性や保湿の低下を招きます。毛髪ではゴワツキや褐色を引き起こすだけでなく、根元から髪質が変化してしまうことが推測されます。
そしてタンパク質が脂質と結合して変質する現象が「カルボニル化」と呼びます。
まず地肌が活性酸素により「カルボニル化」され、続いて髪もその影響を受けて「カルボニル化」していきます。